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いい眠りとは睡眠時間だけでなく、眠りの質の問題です。一日の終わりに十分な睡眠がとれれば、昼間に疲れもなく快適に過ごせます。
しかし、睡眠が不足すると一日中眠気や、倦怠感のため仕事に身が入らなかったり、トラブルや、事故の増加を招き、社会生活に様々な支障をきたします。
山陽新幹線で、居眠り運転緊急停車事故を起こした運転士に、睡眠時無呼吸症候群の可能性が指摘されたことからこの病気がクローズアップされました。
睡眠中に一時的な無呼吸状態が三十回以上認められる病気です。気道(鼻から気管支に至る空気の通り道)が何らかの理由で塞がってしまい、呼吸ができず窒息状態になります。
もし、睡眠中に呼吸が止まると、睡眠中の脳が生命の危険を感じて覚醒し、通常の呼吸に戻すので心配はいりませんが、睡眠が断続的に妨害されるので慢性的な睡眠不足となり昼間の生活に支障が出ます。
治療法には
睡眠時に酸素マスクを着用する
気道を確保するための手術
睡眠時にスリープスプリントと呼ばれるマウスピースを着用
がありますが、まずは簡便で携帯にも便利なスリープスプリントをお勧めします。
患者さんのお口の形に合ったスリープスプリントを作成します。
睡眠時にお口にスリープスプリントを着用することにより、下顎を少しだけ前方に移動させることができます。
それにつられて、舌を持ち上げ気道が開き無呼吸状態を改善させることが可能となります。
気道は、十分に開いています。
肥満で大きくなった舌が気道を塞いでしまい、
呼吸が妨げられています。
スリープスプリントは舌を持ち上げ気道をひろげるので、呼吸がしやすくなり、無呼吸がなくなっていびきをかかなくなります。
スリープスプリント装着前
スリープスプリント装着後
※写真は患者さんの了承を得て掲載しております