おおくま歯科医院(高松市)口腔外科


口腔外科

親知らずの抜歯

人類が地上に誕生した頃は純植物菜食主義の食体系でありましたが、火を発見し、食べ物を柔らかく加工する知識や調理技術を身につけると、食生活はだんだん軟食化の傾向をたどり、顎は小さくなりました。

親知らずは一番最後に生えるため、生える場所が残されておりません。骨の中に埋まったまま出てこなかったり、横や斜めに生えてきたりして今日では完全な形で生えてくる人は稀です。

 

誰しもなるべく歯は抜きたくないと願います。しかし、この親知らずが原因で、周りの歯や歯肉を細菌にさらされているのでしたら、抜歯しなければなりません。奥歯が痛んだり、腫れたことのある方は気をつけましょう。また自覚症状がなくても、レントゲンを撮って詳しく調べてみると危険な状態になっていることもあります。

 

歯の再植

外傷などにより、歯が抜け落ちてしまった場合は以下の条件により再植が可能です。

抜け落ちた歯が助かるための条件

 

脱落してから再植されるまでの時間

 

脱落後の時間は30分以内であれば、成功率が高いと言われているため、できるだけ早く歯科医院へ駆け込みましょう。

 

抜けた歯の状態

 

抜けた歯は清潔にして、直ちにもとの歯ぐきの中に戻すことができれば戻して受診しましょう。それができない場合は口の中に含んだままか、水分(生理的食塩水や牛乳があればなお良い)にひたし、乾燥させないようにして受診しましょう。